ベルトラ決算を読み解く
14日引け後、一昨日の記事で書いたベルトラの決算が発表された。
業績ハイライト
営業収益929百万円(前年同期日+26%)
営業利益240百万円(前年同期日+1204%)
経常利益214百万円(前年同期日+227百万円)
1Q純利益146百万円(前年同期日+160百万円)
1Q経常利益予実分析
2019年1Qの経常利益予想は78百万円の会社予想に対して、214百万円という結果であった。
要因としては
- 収益の上昇(+40百万円)
- 人件費の減少(+61百万円)
- 広告宣伝費の減少(+53百万円)
が挙げられる。
掲示板等を見ると、人件費の減少による上方修正と煽るコメントが散見されたが、それがなくとも立派な決算である。
2Q業績予想
営業収益1,876百万円(前回発表予想比+10.7%)
営業利益300百万円(前回発表予想比+237.1%)
経常利益259百万円(前回発表予想比+311.1%)
1Q純利益174百万円(前回発表予想比+443.8%)
1QEPS6.11(前回発表予想比+445.5%)
GWの大型連休により、予約数が当初の予定よりも増加したのが要因である。
通期予想
こちらに関しては、上方修正なしの据え置きであった。
理由としては、
- 6月以降は予約状況が当初の予定通りであるとの予想
- 2Q以降に広告宣伝費用や業容拡大ののため、採用費・人件費に投資するため、利益を圧迫するため
ということであった。
ベルトラの年間の一番の収益チャンスは7月~9月である。
仮に、今後広告宣伝費・人件費が増加すると考えても、通期予想据え置きというのは、かなり保守的であると考える。
おそらく、どこかのタイミングで通期の上方修正は出てくるのではないか。
今後の取り組み
先日の記事で、ベルトラの強みとして、旅行中の予約ということを挙げた。
しかし、決算書を読むと、そこにまだまだ課題を感じているようだ。
今後は、旅行中の予約可能な商品の拡大・アプリ予約を拡充する方針とのことだ。
株価への反応
始値1580円
高値1585円
安値1374円
終値1398円
通期の上方修正が出なかったことが大きいのか、寄り天の展開となった。(出来れば配当・優待発表があればと考えていたが、今回はそれらを出さずに投資に充てる旨がしっかり記載があったのはいい点)
しかし、今年のラグビーW杯、来年の東京オリンピックを控え、中心の銘柄と考えていいのではないだろうか。